GW ヨーロッパ旅行(バルセロナ編 2日目)
4月23日(火) 朝6時過ぎに起床。昨夜は早めに床に着いたが疲労は取れずとにかく眠い。 7時過ぎには出かける準備を済ませホテルの朝食を食べに。実にヨーロッパらしい朝食でハム、ソーセージ、チーズ、フルーツ、パン、ケーキが自由に取れるバイキング形式。 今回の旅で泊まったホテルはすべて同じような感じの朝食だった。
8時過ぎに移動を開始。9:15の入場予約券を買ってあるサクラダファミリアに向かう。 ホテル目の前のJauma I駅からSagrada Famíli駅へ。切符の買い方に少し戸惑いながらクレジットカードで購入。 乗り換えを経て10分ちょっとで到着。駅から出た瞬間、サクラダファミリア、生誕のファサードがドーン!
2026年スペインの著名な建築家ガウディ没後100周年に合わせて完成させるため鋭利建設途中なので上部にはクレーンが設置されている。 ガウディの遺体もここサクラダファミリアの地下に埋葬されている。
入場時間まで少し時間があり、サクラダファミリアの周りをぐるぐると散歩。裏側の受難のファサードも中々の迫力。
雨も振り出したのですぐそばにあったイギリスのカフェチェーン最大手costa coffeeでエスプレッソを飲みながら小休憩。昨年にアメリカのコカコーラに買収されてたみたい。
スペインでは電動キックボードが流行っているようで移動手段に使っている人が多かった。値段も日本円で1万円ちょっとくらいのようでお手頃だしとても羨ましい。
道路も自転車やキックボード専用レーンがしっかり設けられていて交通道路の整備が日本よりしっかり進んでいる様子。歩道を自転車等で走ってる人は見かけなかった。
入場時間になり入場、印刷しておいたバウチャーを提示してすんなりと入場ができた。 ヨーロッパのこう行った展示施設ではどこも荷物はしっかりX線検査機を通してからの入場。
入り口で受け取った音声ガイドを聴きながら内部を見学。
サクラダファミリア建築は数々の装飾や彫刻なんかも見所だけど、その彫刻の主任彫刻家がなんと現在福岡出身の外尾悦郎氏が勤めているとのこと。 1978年から現在まで40年近くも携わっていて生誕のファサードの「15体の天使の像」は彼の作品と聞いてとても驚いた。 15体のうち2体は東洋人の顔をしているらしい。全く気づかなかったけど。
一通り見学し終わったのでエレベーターで生誕のファサードの上に登る予定だったが運悪いタイミングで雨が振り中止に。 登れなかったチケット代は受付でチケット番号を控えてもらい、後日クレジットカード経由でしっかり返金された。
お土産コーナーを物色してから次の目的地サンパウ病院へ。 距離も近く徒歩でも10分ちょっとだったので歩いて向かう。 途中どこかの旅行ブログでも美味しいと書かれてたお店を発見したのでそこで昼食を取ることに。
ゆっくりと過ごしてサンパウ病院へ。この日はサン・ジョルディの日というスペイン・カタルーニャ地方には古くから伝わる本と花の祭典の日で入場料は無料。 女性からは男性に本を、男性からは女性にバラを贈る日、親子や友達同士でプレゼントし合うこともあるそう。バレンタインみたいな感じなのかな。 道理で歩いてる途中、花を買わせようとする人たちが多かったわけだ。
サンパウ病院は1930年に建てられ2009年までは実際に診察などを行なっていた様子。老朽化のため閉鎖され現在は世界遺産に。
病室や手術室、色々な展示、オペラのイベントなど色々と楽しめた。小一時間くらい見学。
街中を見て歩きたかったので次の目的地「グエル公園」まで散歩しながら向かう。街中には結構日本食のお店が多く見かけられた。和食がそれなにり流行っているらしい。 30分ほどゆっくり歩いてグエル公園に到着。こちらも時間指定の入場券を買っているのでバウチャーを見せて公園に入場。
日本語対応の公園案内アプリもios, androidで配信されていたので事前にダウンロードして中を探索。 www.audioguia.parkguellonline.cat
グエル公園はガウディの最大の支援者グエルに依頼され、富裕層向け未来住宅地としてバロセロナの高台に建設を開始。 60棟の分譲予定で販売したが、実際に売れて居住したのはグエル氏、ガウディーとその友人の3軒のみ。 資金面等の問題もあり工事は中断され1922年にバロセロナ市に譲渡され公園となったらしい。
公園内の露店で土産を売っている台に傘を利用しているのが中々斬新で面白い。 当日は午後はすごく天気が良く気温も高かったけど、カラッとした機構に高台に差し込む風がとても気持ちよく居心地が良い。
この日他にもカサミラ、カサバトリョというガウディ建築を見学するためすでにチケットを購入しているので時間に間に合うように街中までタクシーで移動。 街中はサン・ジョルディの日のお祭りで盛り上がっていて、人通りもとても多い。至るところに本や花の露店が出店。
時間まで露店を散策したりジェラートを食べたり。
かなり街中を歩き回ってしまい疲労困憊の状態でカサミラ、カサバトリョを見学。
それぞれ元々はミラさん、バトリョさんの私邸としてガウディが建築した建物。 カサミラに至っては現在も賃貸住宅として貸し出されているらしい。賃料は1200€程だとか。意外と普通の人でも住めちゃう価格帯。 カサバトリョではアンドロイド携帯が音声ガイドとして渡され、アプリの機能でAR体験で案内が行われるという面白い仕掛けがあった。
どちらも私邸とは思えないほど複雑な作りをしていてガウディの尋常じゃない建築へのこだわりを感じる。 カサミラではどのようなアイディアで建築設計を行われているかなどの解説がありそれを聞いてなぜいまだにサクラダファミリアが完成していないのか理解できた。 ガウディの頭の中はきっと宇宙なんだろうな。
スペインの内戦により当時の設計資料や模型が消失してしまい、ガウディの構想だれも再現できない状況に陥ってしまったんだろうなと。 2026年に本当に完成するものであれば、その時にまたバルセロナに再訪したいと思う。
相当歩き回った上に各建築物の階段の登り降りを繰り返したため一度ホテルに戻って休むことに。(※と言いながらも途中できになる店を見つけては寄り道をしてを繰り返してさらに疲労)
20時過ぎまで休憩して夕食を求めて、ゴシック地区を散策。 スペインは日の入りが遅く20時半くらいまでは昼のように明るい。21時前になってようやく日が落ちる感じ。
旧市街の観光客向けっぽい広場の一角で夕食を取ることに。英語があまり通じないウェイターに当たり少し苦戦。
翌日に備えて夕食後すぐにホテルに戻り就寝。